高齢喪女が子宮筋腫の手術をすることになった

備忘ログ&お役に立てば幸いです。

#27 入院9日目(退院日)

朝、病院で最後のご飯。

主食はごはんじゃなくてバターロールとマフィンでした。

ごはん以外のものが出てくるとビックリする。 

 

標準看護計画書(入院~退院までの流れが書いてある)には、

採血とレントゲンと書いてあったんですけどナシ。

順調だからいい、とのことでした。(どゆこと?)

内診もなし。先生とお話しして終了です。

これが普通なのか自分が喪女だから気を遣ってくださったのか分からん。

結果、元気だからいいのか…?

 

お会計のお呼ばれがあるまでに準備を済ませます。

荷物をまとめ、着替えて、お呼ばれがあったので入院専用窓口へ。

生命保険の『入院・手術等証明書』の記入依頼をします。

ちなみに7,000円もしましたが致し方ない…。

前以て料金表みたいなものは頂いていたので覚悟の上です。

 

今度は会計の窓口へ。

適用額は86,306円+食事代で8,740円=95,046円でした。

入院時に『限度額適用認定書』を提出しているのでこれでも安いんです。

10万超えなくてよかった。

カードが使えるのでこれも助かりました。

 

ちなみに限度額適応認定書がないと899,800円です。

後で返ってくるとしても一時的にこの金額を支払うの?!

と思ったらゾッとしますね。

 

退院には両親が車で迎えに来てくれました。

一度自分の部屋に立ち寄り荷物を入れ替えて実家へ。

パジャマやタオル等の洗濯物がないのですごく助かりました。

我ながら良い決断をしたなと思った。

 

ちなみに靴下とショーツはすべて捨てました。

最初から捨てるつもりで入院のためワンサイズ大きいショーツを用意したんです。

手術が終わったら血やら体液がついたので罪悪感なく捨てることが出来ました。

もちろんもったいないなーって思わないこともないんですけど。

でも今後使うこともないですしね。このショーツ

靴下は健康診断の時にもらったもの。まさか役に立つとは思わなかった。

 

実家に戻って夜更かし出来る状態だったんですが、

22時頃には眠くなってしまいました。

疲れていたのか入院生活に慣れてしまったのかは不明です。

#26 入院8日目(術後5日目)

ようやく明日退院となりました。

早く帰りたいんです!!と言っていたら帰れたかもしれません。

希望ある?って聞かれていたので。

ちなみに同じ日の午後に手術した方はこの日の夕方に退院されました。

普通は11時頃に退院するとのことですが希望があれば通る感じ。

私は急いでいないので翌日です。

 

退院前日のこの日は特に何もすることがなく…

ゲーム漫画YouTubeっていう堕落した時間を過ごしていました。

 

歩く目標は50周だったので、10周を5セット。

午前中に2周、午後に2周、夜に1周と頑張りました。

同じように歩いている人たちがいるので当たり前の光景。

ですが、私は歩くのが早くて何度も何人も追い越しました。

追い抜く分にはいいんですけど、逆回りに歩いてる人もいるので

何度もコンニチハで気まずい感じもありました。笑

 

忘れちゃいけない。先生との最後のお話し。

手術について詳しく説明がありました。

手術時間は1時間57分、トータルで2時間半(だったと思う)

出血は50ccだったらしい。計量カップの1/4だなって思った。

手術時の写真も何点か見せてもらいました。

これがおへその裏側で、これが筋腫で、とか丁寧に。

自分の臓器ですけど怖いもんですね。

最後に2週間後の検診の予約を取って終了でした。

 

入院最後の夜は、ぜーんぜん寝れなかった。笑

#25 入院7日目(術後4日目)

この日は日曜日で先生もお休み。回診がありません。

なので退院は週明けと言われてましたが、

今日(日曜日)先生と話が出来ないので明日退院なはずもなく。

どう考えても火曜日だな。思いの外長い入院生活になると気づきました。

今さら。笑

会社には一週間の自宅療養期間を申請していたから問題なしです。

お金に関しては生保から入院1日につき1万が出るのでこれも問題なし。

むしろ今まで払い続けたのだから使っちゃって!と思った。笑

 

食事が夜から通常食になりました。

まさかのネギトロ丼。生魚出るの?!とびっくりしましたよ。

今まで白身魚ばっかりだったから。

 

そうそう。看護師さんが聴診器でお腹の音を聞くんですけど、

毎回『よく動いてますね~』って言ってくれてました。

なんかちょっと恥ずかしかった。

 

このあたりからは身体を起こすのも楽になっていました。

寝ころんだ状態で横に向くのも平気でしていたし。

うつ伏せだけは怖くて出来ません。

 

特筆すべきは術後初シャワーでしょうか。

ずっと腹帯をつけていて傷口を見ることもなかったのですが、

シャワーするにあたり見ないワケにはいかない。

看護師さん曰く『おへそはテープの上からちゃんと洗ってね』とのことでした。

こするのが怖かったら泡いっぱいつけて、と。

 

よく分からなかったけどシャワー時に判明します。

腹帯を取って見てみたお腹、うん。怖い。

 

手術の傷自体は黒い線が三か所。

それよりもおへその周りが赤く内出血みたいになっているし、

お腹全体に痣っていうのか、なんかいろいろ出来て悲惨な感じ。

 

ただ正直、傷跡よりも鏡に映った自分の身体にショックを覚え…

なにこのおばちゃん体系。と。

そのお陰かあまり深く考えずにすみました。いいのか??

 

身体が回復してくるにつれ夜の寝つきが悪くなります。

2時間おきとかに目が醒めて正直寝た気がしません。

#24 入院6日目(術後3日目)

前日に宣言された通りお腹のドレーンが外れました。

これですべてのチューブが外れ点滴棒ともサヨナラ。

解放感…!!

自由に動けることの素晴らしさよ。

チューブが外れるたびに回復している気がしました。

 

すべてのチューブが抜け先生のOKが出たのでシャワー解禁です。

残念ながらこの日はメンテナンス日で病院側がNGでした。

なのでおあずけ。またも蒸しタオル&洗髪台です。

タオルとパジャマが借り放題なので惜しみなくタオル使いました。

 

傷の痛みがあるのでロキソニンをずっと服用していました。

喉の痛みはこの頃には全くなくなってた(薬のせいではないと思う)

 

食事も夜から全粥食になり徐々に量が増えていきます。

自他ともに順調に回復している感があって元気になりますね。

先生との会話で退院は週明けということになりました(この日は土曜日)

入院前は日曜あたりに退院するのかな~と思っていたので肩透かし。

でも実家より病院のほうがゆっくりできるかもしれない。と思ったのでした。

#23 入院5日目(術後2日目)

この日は点滴と硬膜外麻酔が外れました。

お腹のドレーンは明日にしようと言われました。

同じ日の午後に手術した方は外してもらっていたので焦る。

 

硬膜外麻酔とは簡単に言うと背中にすごく細い針で入れてる麻酔です。

単位を忘れたんですが、1時間のうち常に4の麻酔を流してくれます。

それとは別に押ボタンがあってワンプッシュで3の麻酔を追加。

15分もあれば効くので起き上がる前とかに押してね、と言われました。

 

が、前日に副作用で足がしびれてしまったので3に落とされました。

それでも解消されなかったのでさらに下げて2へ。

これがないと痛いよと言われていたので不安ではあったんですが、

その分、ロキソニンを処方してくれました。

 

痛み止めを使ってでも歩いて。と言われていたので

いざ外すことになって少し不安になりましたが

2まで落としていたせいか外してもそこまで痛くはなかったです。

ロキソニンも効いていたのかもしれない。効果切れると痛いし。

そして背中のチューブがなくなると寝やすいですね。やっぱり。

 

話は前後しますが術後2日目なので歩く目標は20周。

まだフラフラしてるし痛いんですけどね。 

胸部のレントゲンを撮りにフラフラしながら行きました。

担当してくださった方、親切だったなぁ…。

それから売店へナプキンを買いに行きました。

入院準備で持参したのは普通用を3個と書いてあったので予備を含めて5個。

でも術後になにやらうっすい血みたいなものが出続けるんですよね。

基本ベッドに横たわるので漏れを気にして夜用ナプキンを購入です。

 

シャワーには入れないので蒸しタオルをいただきました。

4つもくれるから余ってしまう。笑

洗髪台は使ってOKだったので髪の毛洗ってだいぶサッパリです。

 

食事は夜から五分粥食になりました。

丸一日流動食だったお陰で排泄物が緑色、そして匂いがしない。びっくり。

そしてかなり緩いので回数も多かったな。

#22 入院4日目(術後1日目)

術後初めての朝。

喉が痛いんですが先生のOKが出るまでは水分は採っちゃダメで、

看護師さんの計らいで歯磨きだけさせてくれました。

ただベッドから動けるわけもなく。

吸い飲みに水を入れてきてもらい、口に含み容器の中に吐き出す。

至れり尽くせりな歯磨きでした。

 

朝から採血で、これも手首から。くっそ痛い(言葉が汚い)

どうして肘の内側から採れないんだろう。私の血管。

 

先生のOKが出た後は処置室へ向かいます。

が、硬膜外麻酔の副作用で足がしびれていました。

左足はほとんどないんですけど、右足は軽くしびれが。

ということで麻酔のレベルを1段階下げられました。

 

看護師さんに付き添われ術後初めて歩きます。

尿道カテーテル、ドレーン、点滴、硬膜外麻酔の4点セットを装着しながら。

すごい不自由、というか、だるおもい。

この日外れたのは尿道カテーテル

看護師さんに『変な感じしますよ』って宣言されて変な感じして外されました。

着けてる最中も痛くはないんだけど嫌な感じではありました。

そしてこれを外したら歩行開始なんだそうです。

 

術後日数×病棟10周(小さい病院なんですよ)

 

歩数計を後で見たら1周1,000歩なのでこの日は1,000歩ですね。

点滴棒を相棒にしてゆっくりゆっくり歩きました。

歩くのって大変なんですね…!!

 

『歩く』ということ以外は基本ベッドです。

スマホも解禁でしたがあんまり触る気も起らず...

お腹が腹筋が筋肉痛みたいな感じで痛いので起きたり横になったりが痛い。

喉もまだ痛いままでしたが徐々に痛みは引いていきました。

 

夜から流動食が開始です。すっごいお腹空いてたので嬉しかった!

#21 入院3日目(手術当日)

5時半起きで6時ごろに浣腸されました。

浣腸、子供のころ以来でしたね...即効性があってしんどかった。

前日の夜に来るはずの便意が朝イチに来たのでほぼ何も出なかったですが。

 

朝から禁食で7時以降は水分もNGです。

それまでに500mlのOS1を飲み切る必要があります。

 

7時半くらいに手術着を着せてもらって待機です。

紙パンツと弾性ストッキングは直前に装着。

 

この日は手術ということで両親が病院へ来てくれました。

ただこのご時世なので付き添いは1人だけ。

ということで母が8時ごろ部屋にやってきました。早すぎる。笑

病院からは手術室に向かう5分前くらいに合流すればいいって話だったのに。

個室じゃないのでそんなにしゃべれないし困りました。

母の顔を見たら泣いちゃうかもーとか思ってたのにそれもなく。

 

お呼ばれしたので母と看護師さんと3人で手術室へ歩いて向かいます。

エレベータ内でお腹をさすっていたら看護師さんに緊張しますよね。

って声をかけてもらいましたが違うんです...お腹空いてたんです...。

 

手術室前で母と別れ、看護師さんに連れられ受付みたいなところへ。

シャワーキャップみたいなやつを自分で被りますがうまくできない...。

いざ手術室に入る前にオペ担当の看護師さんたちとご挨拶。

名前と手術する部位と内容を自分の口で伝えて、ベッドへ横たわりました。

あ、ベッドあったかい。というのが最初の感想。

 

視界に広がるのはドラマとかで見るオペ室の照明。

こんな感じなんだなーと思いながら手首に点滴が入らず手の甲へ。

ついに手の甲に…痛い…。

次に背中に麻酔を入れられ(硬膜外麻酔)これが本日のメインらしい。

で、ちょっと話をしたら記憶はそこから暗転です。

 

次に意識が戻ったときは頭の上のほうで『手術終わりましたよー』という声が。

ベッドがガラガラと揺れているのが分かってエレベーターに乗ったのも分かった。

夢なんて一切見なかったし気づいたら手術が終わってました。

 

最初に気づいたのは喉の痛み。どこよりも喉が痛かった。

母が傍らにいてくれて会話をしたんですけど、

ぶっちゃけると気を遣って会話をしてましたが正直早く帰って欲しかった。

意識も朦朧としているし、とにかく喉が痛いので話すのがつらい。

呼吸器も付けたままだし。薄情な娘でごめん。

 

喉が痛いのは口の中に機械を突っ込んでいたからだそうで、

しばらくしたら引きますからねって言われました。

不思議だったのは寒くないのに身体がガタガタと震えて止まらない。

電気毛布入れますね、と言われて電気毛布を入れたら止まりました。

やっぱり寒かったのか…?寒いという感覚ではなかったんですけど。

 

たぶん12時とかに手術終わってるんですけど、

この日は時々目が醒めたけれどほとんど寝ていました。

看護師さんが何度も来て検温したな、っていう記憶だけあります。